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今、DHA+EPAサプリメントの人気が高まっています。その理由は何でしょうか?その秘密をわかりやすく解説します。

コラム:DHA・EPAの基礎知識「DHAは、学習能力に非常に密接に関連がある」

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    • DHAは、学習能力に非常に密接に関連がある

DHAの減っていた高齢のラットが、イワシ油の入ったエサを食べつづけたことによって、若いラットのDHAの値と同じくらいにまでDHAがふえました。

つけ加えると、乳酸脱水素酵素という物質の活力も増しました。

DHAに加え、「乳酸脱水素酵素」という耳慣れないものもふえたということです。

では、この乳酸脱水素酵素とは、どんなものでしょうか。

これは、脳のエネルギー源になる糖の代謝に関連する酵素。この酵素が活性化するということは、脳の働きそのものが活発になった証拠ともいえるものなのです。

またこのほかにも、多くの実験が行われています。

そのひとつを紹介しますが、これは名古屋市立大学・奥山教授の実験です。本当は正確な実験ですが、ここではむずかしいことは省いて、概略を紹介することにします。

まず最初に、2群の子どものラットの学習能力を比べます。

1群は、α−リノレン酸(DHAと同じような、n−3高度不飽和脂肪酸)を多くふくんでいるシソ油をあたえつづけました。

もう1群は、α−リノレン酸をほとんどふくんでいないベニバナ油(つまり、DHAがふくまれていないもの)をあたえつづけました。

この2群を次のような実験装置に入れて、その学習能力を比べてみたのです。

ラットを入れた箱の中に窓を作ります。窓に明るく灯がともったときに、近くにあるレバーを押せばエサが出てきます。しかし、暗めの灯がともったときは、レバーを押してもエサが出てこない、という装置です。

どういうことかというと、明るいときにレバーを押すのが正しく、暗いときに押すのはまちがいだということです。

どんな結果が出たでしょうか。

実験によれば、ベニバナ油のエサを食べたラット(つまりDHAがふくまれていないエサと考えていいでしょう)のほうが、シソ油のエサ(DHAの仲間の脂肪酸をふくんでいるエサ)を食べたラットよりも、明らかにまちがえる率が高かったのです。

つまり学習能力は、α−リノレン酸(DHAと同じようなn−3高度不飽和脂肪酸)を多くとったラットのほうが、優れていたということです。

このとき、脳の中の物質の量を測ってみると、ベニバナ油のエサを食べたラット(まちがいを多くした、劣ったラットのほう)は、DHAの量が減少していることもわかったのです。

これを人間の脳に置き換えて考えたら、どうなるのでしょうか?

DHAは、学習能力に非常に密接に関連があることになってきます。

子どもの脳の働きを良くするため、そして学習能力を高めるためには、DHAをたくさんとることが大切になってくるということなのです。

(続く)

さて今後、DHA+EPAの健康効果についてご説明していきますが、ご興味がある方は今人気のDHA+EPAサプリメントを試してみてはいかがでしょうか。

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