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さて、脳血管型の場合は血管障害をとり除くことによる予防法があります。

たとえば血管の中で血栓をできにくくしたり、血液中の脂肪を下げるような食生活をすることで、血液の流れを良くする方法があります。

こうした場合での食生活のキーポイントは、魚のＤＨＡやＥＰＡをたくさんとるようにすることです。

ＤＨＡやＥＰＡ（これらはｎ−３高度不飽和脂肪酸）の特徴として、抗血栓効果が脳血管でも期待できるからです。

ですから、毎日魚を食べるようにしたいものです。

また、脳出血をおこさないように気をつけることも大切になってきます。

降圧剤を用いたり一日に摂取する塩分の量を減らしたりして、高血圧症を治療する必要があります。

このように脳血管型の認知症の場合は、ある程度予防することが可能になっています。

しかし、その予防にもかかわらず認知症が出てしまったらやっかいです。現在の段階では治療法は確立されていないのが現状だからです。

（続く）

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